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トランク開閉インジケータ

Trunk lid open indicator

名称 メーカー 品番 価格(税別)
トランクリッド開閉インジケータ スバル - ¥0

trunk lid open indicator

追加ハーネス

写真1: インジケータで開閉状態を表示

写真2: 追加ハーネス

 

Description

 コンビネーションメーターの中央にはドアの開閉状態(半ドア)が確認できるインジケータがついています。 レガシィのワゴンは、左右前後4枚のドアに加えてリアゲートの開閉状態も確認できるようになっていますが、セダン(B4)ではトランクリッドの開閉状態は純正車両では確認できません。

 しかし、コンビネーションメーターはセダンもワゴンも共通部品、ハーネスも共通部品で、インジケータの電球なども標準ですべて装着されているので、ほんの少し手を加えるだけでB4でもトランクリッドの開閉状態を表示できるようになります。 

 既にDIY派B4ユーザの間では広く知られた小技かと思います。

Impression

 個人的にはトランクの閉め忘れはしたことがないので、隠れた機能を使えるようにした、という達成感のほうが強いかもしれません。(笑

D.I.Y.

 作業内容:

 トランクリッドの照明回路からON/OFF信号(+12V)を取り出して、それをインジケータの回路に繋げます。

 具体的には、トランクルーム側のコネクタ(R20もしくはR27)の1番ピンの電線(黄色地に青)と助手席足元のi53コネクタの電線(黄色地に青)を結線する作業です。 なお、前述の通りコンビネーションメーターにはバルブがセットされていますので加工は一切不要です。

 作業準備:

 ・ボディ左側前後のサイドシルカバー(スカッフプレートとインナーカバー)を取り外します。

 ・後席座面、バックレストを外します。

 用意するもの:

 ・ファストン250端子タイプT型2極カプラ(ロックつき)=1セット(オス・メス)

 ・AVコード(自動車用(A)低圧ビニル(V)電線)=3メートル (車両ハーネスに電線色を揃えたければ黄色地に青線)

 ・コルゲートチューブ、スパイラルチューブ、絶縁テープ、タイラップなどのショートパーツ適宜 (耐震・耐熱・絶縁対策)

 回路図:

 <B4のトランク開閉インジケータを有効にするための追加回路>

回路図 トランクモニター

・R98の端子番号はBE/BH型レガシィA型〜D型中期年改車の青色コネクタのもの。

・カプラは、太枠はオス、細枠はメス。 数字は端子番号

 

コネクタ R20

 作業手順:

 信号線を取り出す方法(場所)は、トランク側には二通りあります。 ひとつは、トランクルームランプ(ラゲッジシェルフ下側)のコネクタ[R20](2極・青)、もうひとつは、トランクルームランプスイッチ(トランクリッドストライカ部分)のコネクタ[R27](2極)です。

 私は一般的なファストン250タイプ平型端子のT型2極カプラが使われている[R20]に自作割り込みハーネス(写真2)を用いて取り出しました。(回路図写真2の@−@’)

 助手席足元側のコネクタ[R98](20極/接続先はi53)にアクセスするには、左フロントサイドシルカバーを外します。 位置は発炎筒の裏側付近です。 このコネクタは、前車(BE5C)では青色でしたが、S401(D型後期型)では白色のコネクタになってピンアサインも変わっていました。(写真4

 ミラーサポートシステムの取り付けでも予想外の思いをしましたが、D型後期モデルではコネクター形状を含めてハーネス類が相当変更されているようなので注意が必要です。 変更後の「電気配線図集」は手元にありませんが、黄色地に青線(YL)で[R98]側が空になっているピンは一本しかないので無事見つけ出すことができました。

 配索は、ラゲッジシェルフ裏から車室内に通し(写真3のA)、左側のサイドシル脇(カーペットの下)を通す(写真5)のが最短距離でしょう。 一旦施工したら滅多に見る(点検する)機会はないので、ケーブルが挟まれたり振動で擦れてショートすることのないようコルゲートチューブを使ったり既存のハーネスにタイラップで留めるなどして十分な振動・絶縁対策をとります。 そのためにも、面倒でもリアシート、サイドシルプレートを一旦取り外して配索することをお奨めします。

 [R98]側の端子は、たまたま似たような規格のピンを持っていたので流用しましたが、一般的にはなかなか入手しづらいので、[i53]側のピン(オス)ををコネクタから外して、手持ちのジョイント端子(ギボシなど)に変更のうえ接続してもいいと思います。

 作業そのものは単純ですが、サイドシルプレートやリアシートの脱着を伴うので意外に時間がかかります。 オーディオやナビの取り付けで車内をバラしたときについでに行なってしまうのが賢明でしょう。

 カプラを割り込ませずにPTコネクタ(圧着端子)を用いる方法もありますが、私は交換が殆ど不可能なワイヤリングハーネスに少なからず傷をつけるこの方法は好きでないので脱着が容易なカプラを用いるようにしています。 

写真3: トランク内ラゲッジシェルフ下側

R20(青色カプラ)をトランクランプ背面から外して間に自作ハーネスを割り込ませる。 Aの既存穴を利用して車室内へ。

コネクタ R98

写真4: 左フロントサイドシルカバー裏

R98にリード線を挿入。 写真はS401のR98。 D型中期型以前とはコネクタ形状、色が異なっている。

サイドシル内部(写真は左前席)

写真5: 左サイドシル

スカッフプレート、インナーカバーを外し、カーペットを捲った状態。

 

 チリも積もれば山、電線数メートルでもタダではないのは判りますが、インジケータの電球まで入っているのに何故省略しちゃうの?って思ってしまいますね。

誤った施工をすると故障、車両火災の原因ともなりますのでDIY作業をする方は十分注意してください。

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最終更新:2004.11.28.